高校の全校生徒が参加する、24時間かけて80キロも歩く鍛錬歩行祭、それに、どんな意味があるのだろうか。語らいながら歩く、黙々と歩く、考えながら歩く、戻ることのない時間の経過、忘れることのない高校生活、それぞれの想いが、この「夜のピクニック」にはある。映画の中で、「ならんで歩く。ただ、それだけなのに、どうして、こんなに特別なんだろうね」の言葉が、心に染み渡ります。多部未華子が演じる甲田貴子のTシャツ「チェ・ゲバラ」のプリントが、とても印象的だった。既存の社会に対する批判的な目、革命家が、若者たちの象徴でもあるかのように見えた。団塊の世代たちの「30歳以上の大人を信じるな」の言葉は、40年以上の時代と世代を超えて、永遠のテーマなのかも知れない。妹が17歳の高校3年生の夏休み、課題図書で、堀田善衛(ほったよしえ1918~1998)著『キューバ紀行』(岩波新書1974年第11刷)とデビット・クン著『誰も書かなかったアメリカ』(サンケイ新聞社1976年)を読んでいたことを思い出す。その時、現在84歳のキューバの革命家・政治家フィデル・カストロ(1926年生まれ)の存在を知りました。この物語を知ったのは3年ほど前、スポーツクラブのスタッフの女子大生に、「最近、おもしろい本を読みましたか?」と聞いたら、「『夜のピクニック』が良かったです」と教えてくれました。それから、とても気になっていた作品でしたが、先日、やっとDVDの映画で観ることができました。今度は、原作者・恩田陸(1964年生まれ)の小説を読もうと思っています。
夜のピクニック [DVD]高校の全校生徒が参加する、24時間かけて80キロも歩く鍛錬歩行祭、それに、どんな意味があるのだろうか。
語らいながら歩く、黙々と歩く、考えながら歩く、戻ることのない時間の経過、忘れることのない高校生活、それぞれの想いが、この「夜のピクニック」にはある。
映画の中で、「ならんで歩く。ただ、それだけなのに、どうして、こんなに特別なんだろうね」の言葉が、心に染み渡ります。
多部未華子が演じる甲田貴子のTシャツ「チェ・ゲバラ」のプリントが、とても印象的だった。
既存の社会に対する批判的な目、革命家が、若者たちの象徴でもあるかのように見えた。
団塊の世代たちの「30歳以上の大人を信じるな」の言葉は、40年以上の時代と世代を超えて、永遠のテーマなのかも知れない。
妹が17歳の高校3年生の夏休み、課題図書で、堀田善衛(ほったよしえ1918~1998)著『キューバ紀行』(岩波新書1974年第11刷)とデビット・クン著『誰も書かなかったアメリカ』(サンケイ新聞社1976年)を読んでいたことを思い出す。
その時、現在84歳のキューバの革命家・政治家フィデル・カストロ(1926年生まれ)の存在を知りました。
この物語を知ったのは3年ほど前、スポーツクラブのスタッフの女子大生に、「最近、おもしろい本を読みましたか?」と聞いたら、「『夜のピクニック』が良かったです」と教えてくれました。
それから、とても気になっていた作品でしたが、先日、やっとDVDの映画で観ることができました。
今度は、原作者・恩田陸(1964年生まれ)の小説を読もうと思っています。
未発売をAmazonで検索