20周年ベストの2枚目.2005年,1回目のap bank fes(あの涙のHERO)がはじまって以降の曲で構成されています.1枚目でも書きましたが,今回のベストは良くも悪くも無難な選曲だと思います.特に後半のこのアルバムは,映画,ドラマ,オリンピックと大型タイアップが多く粒揃いな印象です.しるしやGIFT,HANABIといったおなじみの曲は勿論,各アルバムのリード曲と言われるWorlds end,彩り,エソラ,擬態ももれなく入っています.これらの曲は,ファンとして「なぜこんなに良い曲なのにシングル化しないのだろう.もっと多くの人に聴いてほしいのに」と,かねてから感じていました. これだけ長いキャリアを積み重ねても,なおこれだけ豪華なベスト盤になるというのは凄まじいですね.今でも新曲が出るたびに,ワクワクドキドキとした思いでいっぱいになりますし,これだけ好きなミュージシャンに出会えたことに感謝です.
Mr.Children 2005-2010(通常盤)ベストアルバムはミュージシャンの意向を無視してリリースされる場合が多い。
ベスト盤は売り物には違いないが“商品”である前に“作品”なのだ。
ともすればミュージシャンのキャリアを縮めかねない“切り札”を平気で乱発するこの国の音楽業界は実に残念な状況にある。
そのような中で、こうして万全を持した形で作品が世に送り出されるのは実に喜ばしいことだ。
アルバムを2枚に分けることでセールスは下がるだろうが、無理に2枚組にし、作品の完成度になんら寄与しない“お得感”を出し、
散漫な出来にするよりよっぽど良い選択だと思う。3作ごとに1つの区切りを迎えているのならなおさらだろう。
この点にもバンド、スタッフサイドの作品づくりへのこだわりを感じる。
音楽制作に携わる人間の第一義は、価値のある音楽作品を作りまたはそれを演奏し生業とすることである。
ルックスの良さで世間に媚を売ることや、サクセスストーリーを演出することや、個性的なキャラクターで笑いを取ることや、
グループ内の仲の良さをアピールすることや、何ら音楽性と
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そこに音楽はない。よって音楽ファンは増えない。
本来の意味での受け手や参加者を失った文化はやがて滅びるだろう。
2000年代は“作品”が急激に、しかも目に見える形で“グッズ化”していった時代だった。
ヒットチャートというものは本来、その時代に大衆がどのような作品、ミュージシャンに価値を見出したかを計るバロメーターだった。
しかし「いい曲だから多くの人が買う」時代から「特典をつけたCDを個人に複数買わせる」のが主流になった現在、その存在意義は失われた。
作品自体の意義や価値は二の次となり、チャートはいかに特典をつけ、特定の人間にどれだけ多く同じCDを買わせるかを競う場に成り果てている。
そのチャートで好成績を収める楽曲、アーティストの姿かたちは、より多くの大衆に訴えかけ、リスナーが価値を見出す音楽(=“ポピュラー”・ミュージック)ですらなくなっている。...
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これだけ長いキャリアを積み重ねても,なおこれだけ豪華なベスト盤になるというのは凄まじいですね.今でも新曲が出るたびに,ワクワクドキドキとした思いでいっぱいになりますし,これだけ好きなミュージシャンに出会えたことに感謝です.
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