借り暮らしと聞いて、ただの盗人と思うのも仕方がないかと思います。だって、借りても返さないのだから。でも、人間だって、太陽の光を借りて生きています。地球の恵みを借りて生きています。太陽や地球に何かを返した人はいるのでしょうか?小人たちは生きていくためにどうしても必要なものしか借りていません。人間はどうでしょうか?また、少なくとも、彼らは、貸主が困るほどのものを借りたりはしていません。人間はどうなのでしょうか?地球が死に掛けるほど、借りるだけ借り倒した、強盗といっても過言でない人間たちが、小人を盗人呼ばわりできるのでしょうか?地球の環境が悪化している今、そんなことを考えさせる良い作品だと思います。映画も好きでしたので、★5つです。
床下の小人たち―小人の冒険シリーズ〈1〉 (岩波少年文庫)借り暮らしと聞いて、ただの盗人と思うのも仕方がないかと思います。
だって、借りても返さないのだから。
でも、人間だって、太陽の光を借りて生きています。
地球の恵みを借りて生きています。
太陽や地球に何かを返した人はいるのでしょうか?
小人たちは生きていくためにどうしても必要なものしか借りていません。
人間はどうでしょうか?
また、少なくとも、彼らは、貸主が困るほどのものを借りたりはしていません。
人間はどうなのでしょうか?
地球が死に掛けるほど、借りるだけ借り倒した、強盗といっても過言でない人間たちが、小人を盗人呼ばわりできるのでしょうか?
地球の環境が悪化している今、そんなことを考えさせる良い作品だと思います。
映画も好きでしたので、★5つです。
この本は、ファンタジーに分類してもよいと思いますが、魔法が出てきたり
壮大な話だったりするわけでもありません。
床下なんかに、とっても小さな人たちが住んでいて、人間の持ちもの 安全ピンなどを「借りて」暮らしている、という物語です。
小人達は、人間に「見られる」ことを最大の恐怖として生きているので、その
生き様はなかなかスリリング。本当に、家にいるような、そんな身近な感覚
をおこさせてくれる本です。
「(床下の)小人がいないなら、なぜ工場は安全ピンを作り続けるのか」
というのはある意味名言ですね。
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